☆☆☆☆大型2輪教習☆☆☆☆


今年から、大型2輪免許が教習所で取れるようになったので、休暇を利用して、教習所に通うことにしました。中型を持っている人の教習時間は12時間です。
バイク雑誌を見て、伏見が近いかな、ということで”伏見テクニカルセンター” という教習所に行くことにしました。まだ、大型2輪教習をしている教習所は少ないんです。なんと、ここは、2輪専門の教習所で、バイクしか走っていない教習所に、はじめはびっくりしました。
申し込んだのは、短期集中コース。中型を持っている場合は、最短で6日間で取れます(ほんとかな〜)。あとで、わかったのですが、短期コースが人気なのか、他府県からたくさん泊まり掛けで来ているようです。
注)今年免許制度が変わって、自動二輪免許は、大型二輪と普通二輪に分かれました。今までの、中型限定が普通二輪に、限定解除と呼ばれていたものが大型二輪になりました。小型は、普通二輪の小型限定です。これからは限定解除という言葉は、小型二輪限定を解除するという意味になります。今までは、中型免許で大型に乗ると、限定違反でしたが、これからは無免許運転になるわけです。

7月23日(水)
  入所
1段階1時間目(1段階は1時間だけ)
 まずは、バイクの操作等ですが、大型にはハイレベルなものが要求されます、と説明を受けました。道路上を走行する場合も、中型は路肩から、1メートル以内、大型は50cm以内を走行しないと駄目なようです。走行を始めて、いきなり平均台(昔は1本橋と言ってたような気がするが)、さすがは大型。中型の7秒に対して、10秒以上で通過しないといけないんです。この3秒は大きい。つい、12、13秒と粘って、上体が動く、との指導を受けました。視線を固定するな、ハンドルでバランスを取れ、膝をしめろ、と教わりました。

2段階1時間目(2段階は4時間)
 平均台に続きスラローム走行をしました。スラロームは7秒以内(中型は8秒)。どうしても、7秒ちょっとか、7秒ぎりぎりです。その後は、急制動の練習。40キロから、急ブレーキをかけますが、ブレーキを掛けるタイミングが早すぎる、とか、指定速度に達していないとかの指導をされました。中型の時は、簡単だと思っていた急制動ですが、大型は重量があるので止まりづらいです。

炎天下の中、13時50分〜15時50分まで教習を受けて、くたくたです。普通2輪(中型)の教習生は20から30人、大型は3人くらい。普通2輪のゼッケンが黄色に対して、大型は赤ゼッケン、ちょっと、優越感を感じました。
帰り、自分のバイクに乗ると、トルクフルなエンジンだと思っていたのに、なんと非力に感じることか。

7月24日(木)
今日も昨日と同じ時間の教習です。

2段階2時間目
 今までの、課題に加えて今日は、波状路です。オフロードバイクに乗っているので、こんなのは楽勝だ、と思っていたのですが、1回目は、規定の6秒以上で走行できませんでした。2回目からは、うまくできるようになりました。進路変更の時に、方向確認をしながら、ハンドルが動いている、との指摘を受けました。

2段階3時間目
 2時間目と同じ練習をしました。平均台、スラローム、波状路、S字、クランク、急制動等です。


7月25日(金)
 台風9号の接近で、風が強い。天気は、まだ、晴れています。

2段階4時間目
 2段階の見極めです。課題がちゃんと、できているかが、ポイントです。平均台は、粘りすぎ、と言われていたので、速めに行ったら、今度は10秒ぎりぎり。スラロームもときどき、7秒以上になります。  でも、なんとか見極めをもらえました。大型のレベルではぎりぎり、と言われました。

3段階1時間目(3段階は3時間)
 3段階は、課題プラス法規を守っての走行です。スラロームに入って、すぐ、ウインカーを右に出すのが難しいです。

7月26日(土)
 今日は台風9号、直撃です。雨、風ともに強い。しかし、土曜日なので沢山の人が検定を受けています。強い横風を受けて、平均台を落ちる人が続出している模様です。

  3段階2時間目
 昨日と同様の練習をしました。それプラス、コース走行です。まだまだ、指示器を出すタイミング等がつかめていません。雨の中は走りづらいです。

 3段階3時間目
 3段階の見極めです。こんな天候で見極めとは、ついていない。平均台は、横風を受けて、大いにバランスを崩します。初めて2回ほど平均台から落ちました。そこは、強風を考慮に入れていただいて、見極めをもらいました。

7月27日(日)
 朝まで降っていた雨ですが、教習の始まる1時間前にやんでくれました。

 4段階1時間目(4段階は4時間)
 この時間は、今までの教習とは違って、危険回避等の練習をしました。 時速30Kmにキープしてコーナーを曲がり切れるか。リーンインの練習で、ハンドルをフルに切ってのUターン。ハイスピードでの、クランク、8の字走行。低速走行で走っていて、急にハンドルを切ると体はどううごくか。旗を振ってもらって、旗の色によって、右もしくは左に避ける練習。パイロンの位置を動かしての急制動。中型と大型の違いを体験するために、中型バイクでの急制動。中型バイクはなんて軽いんでしょう。なかなか、為になる教習でした。

 4段階2時間目
 この時間から、また、元通りの教習です。
 コース走行をメインにして、時々、スラローム、平均台、急制動の課題走行を練習しました。

7月28日(月)
 台風9号の余波で、雨が降っています。一昨日よりも雨が強いように思います。うまくすれば、今日、検定なんだけどなあ。午前中2時間乗って、見極めをもらえれば、昼から卒業検定です。

 4段階3時間目
 雨の中、走りづらいですが、なんとかうまく走行できたように思います。  

4段階4時間目
 いよいよ、4段階の見極め。まあまあ、課題もコース走行もできたかな、といった感じです。見極めももらえました。

 卒業検定は、大型の受験者は15人です。私は、14番目。はじめの方がよかったのに。雨は相変わらず、強いです。
 2人、3人、と完走していきます。ところが、4人目くらいから、3人ほど続けて検定中止。それも、コースの前半の前半といった所で中止です。完璧な走行をしていたように見えたのですが、何が検定中止なのか、びびってしまいました。一時停止でわずかに、タイヤが前に出たのか??、中央線からわずかにハンドルが中央線を越えたのか?? 中型と違って、判定基準が全く違います。中型の延長で大型を考えてはいけない、と繰り返し言われたことが、頭をよぎります。急制動で転倒している人もいましたが、これは大型ではもってのほか、かな。
 いよいよ、私の番です。外周を2週しましたが、明らかに緊張しています。坂道発進の後、平均台へ。緊張で脚が、がくがくしているためか、非常にふらつきます。平均台でこんなにふらつくことも、今まではあまりなかったのですが。波状路、S字、クランク、8の字となんとかこなして、スラロームへ。ウインカーを右に変えるタイミングがちょっと遅かったか。外周路へ出て、踏切へ。また、外周路へ。低速での確認で、やはり、ふらつきます。最後は、急制動です。無難に止まることができました。発着点へ戻ることができましたが、停止のウインカーをつけたつもりがついてないです。駄目か、と思った瞬間、”難波さん、合格です” との放送。嬉しいです。  後の講評では、”低速でのふらつき、キープレフトができていない箇所があった、スラロームで7秒を若干越えた”、ということでぎりぎり、だったそうです。ともあれ、合格できたよかったです。15人受験して、合格者は9人でした。
 教習所の先生方には、親切に、また、適確な指導をしていただきました。

費用は、81900円でした。
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